チュータ・ファシリテータのポイント中のポイントです。
また、ワークショップに参加してグループワークを活発に生産的なものにするためにも、重要です。一度確認しておきましょう。
3)ポジティブな態度:ポジティブフィードバックのポイント(ここが最も重要です)
挨拶とフィードバックは異なります。「おべんちゃら」とも、非難とも違います。相手の行動をより良くするためにアドバイスを提供する、あるいは相手に自分の行動をよりよいものにするために立ち止まって考える機会を提供する(気づいてもらう)のが目的です。

適切なフィードバックを可能にする雰囲気
1 自らの疑問をオープンにできる雰囲気
2 自らの限界を口にできる雰囲気
3 人に対してフィードバックをすることがリスクを伴わないという雰囲気
4 ともに学び、ともに習う雰囲気
→チューターが「わからない。知らない。」という言葉を避け、失敗をおそれている態度を示すと、グループワーク全体に悪影響を与える。自分の限界を容認し、人の経験や知識、価値観を尊重する態度を示すとグループワークは進みやすくなる。この雰囲気を作り出すことが、チューターの最も重要な役割である。


適切なフィードバックとは
1 まず、良かった点を指摘すること。どこ、どんな点が良かったかなるべく具体的に。
2 さらによくするためにはどうしたらよいか、アドバイスをすること。自分だったらこうする。こうしたらうまくいった。など。
3 まずかった点を指摘するためには必ず改善点を添えて指摘すること。
4 改善点を提示できないまずかった点についてはむしろふれないでおくこと。
5 どうしてもふれたい場合には、自分を主語としてまずかった点について指摘した後で、自分の感じたことをそのまま口にすると、少し穏当な表現となる。
例:「(わたしが)最初の部分の流れについていけなくて、(わたしが)ちょっと緊張してしまった。」→これを私(英語で言えば"I")を主語にして意向を伝えるということから「I(あい)」メッセージといいます。

悪いフィードバックの例
1 具体性に欠けた指摘。「あなたの話はいつもすばらしい(ピリオド)。」「あなたの話はいつもつまらない(ピリオド)。」
2 改善策を提示しない。「だめだよ、もっと上手にしないと」「あそこはまずかった」
3 ・・・・・・何も指摘しない。

適切なフィードバックを強調することが、グループワークを活発にし、次につながる行動変容のきっかけとなる