インタビューフォームやパンフレット、薬に関する情報は多いようですが、いざ問い合わせに答えようとすると何を答えたらよいのか迷ってしまいます。
きれいな薬剤パンフレットをもらったんだけど、結局効果あるんだろうか? 安全なんだろうか? と迷ってしまうこともあります。
薬の効果について教えてもらったんだけど、何かぴんとこない、何がポイントだったんだろう? 逆に、薬の効果について教えたいんだけど、何にポイントを置いてしゃべればよいのかわかりにくいと感じるかもしれません。

そんな方々のために、薬品情報を見るとき、教えるとき、教わるときに以下のポイントに絞って見直してみましょう。

1) 治療効果判定
「この薬は効く」とまとめる前に、どんな患者さんに、どんな風に使ったら、何に比べて、どれくらい良いことがあるかをまとめてみましょう。しかも、その結果がちゃんと臨床で確かめられたかどうか、一時的な思いこみや見落としを避けた入念な研究によっているかを見ましょう。
・対象患者は示されていたか
・対象となった病態は示されていたか
・投与法は示されていたか
・その薬剤の効果と比較する対照となるデータ(プラセボ、同等薬、通常の臨床経過)は示されていたか。
・評価基準は示されていたか
 ・評価基準は、臨床上重要なものであったか
・研究のデザインは示されていたか

2) 安全性
副作用は様々なものがあります。どのような副作用がどれくらいの頻度で起こったのか、それはがまんできそうかどうか、案外調査されているのです。重篤な副作用は、まれなものでも気になります。まれな副作用が明らかになるには時間的な遅れや、たくさんの経験が必要になる場合があります。市販後しばらく経っている薬剤であれば、市販後の副作用報告が必ず示されています。
・副作用の種類とその頻度が示されていたか
・副作用の内容についても示されていたか
・市販後調査の副作用も示されていたか

このポイントを押さえれば、情報は伝えやすく、受け取りやすく、まとめやすく、使いやすくなります。